市役所時代のお仕事〜こんなことした、あんなことした〜② 議員さんとのお仕事について思うこと

どうもこんにちは、TaxOnTheHillです。
市役所時代に経験したお仕事、第2弾。
今回も皆さんにはあまり馴染みがないかなー、と思うお仕事をピックアップ。
議員さんとのお仕事について書いてみたいと思います。
議員さんとのお仕事、と言っても、仲良くお仕事というイメージではないですね。
議員さんとのお仕事、市役所内で「議会対応」と呼ばれていました。言ってみれば、議員からの質問や資料要求に対応したり本会議や委員会などの答弁書作成、業務調整をしたりします。
議会対応がやりたくて市役所を目指す人はあまりいないでしょう。採用面接で、議会対応がやりたいです、とか言われても面接官は戸惑ってしまいます(よっぽど合理的な説明がなければ理解されません)。
しかし、市役所には実際にこのような仕事があるということを、公務員を目指す皆さんには知っておいていただきたいと思うのです。
市役所、だけではなく公務員全般に言えることだと思いますが、自分の意思とは無関係に異動発令がされます。
ある日とつぜん、議会対応が必要な部署へ異動なんてこともあり得るわけです。
ん、異動希望?はい、叶いません笑
ということで私の市役所時代のお仕事、こんなことした、あんなことした、議員さんの正体に迫って思います。
目次
「議会」って何よ?
そもそも「議会」ってなんでしょう。
国会は皆さんよくご存知ですよね。よくテレビで見かけるやつです。
あれの都道府県版、市町村版だと思ってください。
市なら市議会、東京都なら都議会、県なら県議会なんて言いますね。
市長は市民から預かった税金を使って様々な施策を行いますが、市長だけが施策やお金の使い道を決められたら牽制が働きません。予算を使って好き勝手やられちゃいます。そこで、一定の施策、予算執行、条例の制定などは、市民の代表が集まる「(市)議会」の同意を得たうえで施策を進めていきます。
行政(市長)と議会は車の両輪で、双方がうまく機能していくことで良い市政運営ができる、とされています。
ここで議会、と言っても意思を持った法人ではないので、市長とやりとりすることができません。
当然ですよね。なので実際は、議員さんたちとやりとりをすることになります。
今日日、youtubeで地方議会の状況が動画でアップされたりしていますので、皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれません。とある市長さんと議員とのやりとりは見応えがあって面白いですよ。
議員さんについて思うこと
市役所での議会対応の思い出。
とにかく議員さんに気を遣ったなー、と。
議員さんってどんな人?
議員さんの第一印象、とにかく威張ってる笑
すんません、そんな人ばかりじゃないと思いますが・・・紛れもない第一印象です。
市民の選挙によって選ばれたからエラい、市民の信託を受けているからエライ。
そういう思考に基づいて威張っているのでしょうか。
また、職員の方も「先生、先生」などとへーこらするもんだから、1年生議員で謙虚だった方もいつしかお偉い「先生」に育っていくようです。
この呼び方、やめた方がいいと思うんですけど。正直全然「先生」なんて呼びたくない人もいましたし。
市職員の前では威張っていますが、地元に帰ると逆に議員がへーこらするという珍現象も。地元で市職員と気づかず、腰低く握手してきた、と苦笑いをしていた先輩も。
当然、威張っているという程度の低いものではなく、威厳のある議員さんもいらっしゃっいました。
市民のため地元のため、うまく行政とやっていこうと、そういう思考の方は職員とのコミュニケーションや質問の仕方も上手だなと思いました。
議会対応で嫌だったこと
議員さんは市民の代表。ですから、連絡が来たらとにかく最優先で対応しなければなりません。
議員さんに呼び出されたら業務を止めて議員控え室へ。資料を要求されたら残業してでも資料を作成。
これはまだ議員さんの本来の仕事のために、行政が応えるための仕事でしょう。これを嫌だと言ってはいけません。
しかし。
資料に納得がいかないと露骨に不機嫌になる、自分の意図しない回答だと机を叩いて怒鳴る。
私自身がやられたこともありますし、そういった場面はよく見かけました。
なかなか質問を出さない、各部署の職員をなりふり構わず呼びつけ、控え室前に長蛇の列を作らせる。。
そんなことやって何になるんだと、バカバカしく感じる場面を数多く目の当たりにしました。
ここまでやるのはごく一部の議員さんでしたが、そういうのに出くわすと、全体的に色眼鏡で見てしまいますね。
本当に市民の代表なのか?疑問に思う言動も
まぁ施策の議論でアツくなるのは百歩譲って、議員として(というか人として)の資質を疑うような発言もありました。
「○○くん(市長)はお馬鹿さんなのかな?」
「アイツ(市長)、こんなこと言ってるけどおかしいでしょ、そう思わない?」
これ、議員控室に呼び出された時実際に私が言われた言葉です。正直、恫喝ですよこれ。すごいストレスでしたね。
また別の議員、これは人伝に聞いたのですが「(市の)職員なんてこき使ってやればいいんだから」と控室で大声で話していたとか。この議員、市の労働組合から推薦を受けていたっていうから、もう組合もやばいですよね。
東日本大震災の発災直後の混乱の中、全く関係ない資料を持ってこいと職員を呼び出したのもこの議員。
無視しましたけど。
あまりに酷い議員の発言が問題になったのか、ICレコーダーを持って控室に行け、とお達しがでたほど。
また、犯罪で逮捕された議員もいましたね。道路交通法違反で起訴された議員もいました。
議員とて所詮ただの人だなと。
議員バッジを外せばただのおじさん、おばさん、とはよく言ったもんです。
なぜか地方議会には無関心
いやー、悪口が止まらないですね笑
再度言っておきますが、上記の議員さんは一部の方です。
ですけど、そんな人が市民の代表で、高額な議員報酬をもらっているということも知って欲しいですね。
令和4年12月末現在、日本の地方議員はおよそおよそ29,000人、この人たちの原則として一人一人が高額報酬をもらっています。そしてそれはもちろんそれは税金から払われています。
- 24B-Q04 地方公共団体の議会の議員数及び地方公共団体の長の数
https://www.soumu.go.jp/main_content/000871249.pdf
税金が高いとか、物価が高いとか言う割に、自分の足元で議員さんがどんな活動をしているのか、知っている人は少ないでしょう。
もっと地方議会に注目して欲しいですね。本会議や委員会など傍聴できますし、ほとんどの自治体はweb中継で見られると思います。
ていうかまず選挙行っときましょ笑
まとめ
最後は少し脱線しましたが、公務員(主に地方公務員)になると議員さんとのやりとり「議会対応」に携わる可能性があることを分かっていただけましたでしょうか。
うーん、大半の人はこのような経験をすることなく定年を迎える気もしますが。。
ですが、地方公務員になって、県の総合政策を作りたい、とか、市のまちづくりのプランに携わりたいとか、そういう希望を持っている人は議員さんとのアツい戦い(?)が待っていることを覚悟しておいた方が良いように思います。
ということでこのブログが地方自治体職員を目指す皆さんの役にたったなら幸いです!
※議員さんのエピソードについては若干細部を加工しています。が、程度としては十分事実を反映しています。



初めまして。
私もTaxOnTheHillさんと似たような思いで、地方公務員から国税へと転職した者です。ただ、私の場合は、国税の定年近くまで続くであろう転勤と家庭を両立していく自信がなく、結局また地方公務員へと戻ってきてしまいました。
現在38歳ですが、税理士を目指し、去年から勉強を始めています。
年齢的に遅いスタートですが、TaxOnTheHillさんのブログを拝見し、モチベーションを上げています。
お忙しいとは思いますが、これからもブログの更新を楽しみにしています。
カシオさん
初めまして。
コメントありがとうございます。
税理士を目指し勉強を始められたとのこと、素晴らしい決断です!
私の受験歴はぜひ 「反面教師」 として読んで頂けたらと思います笑
私の税理士受験生時代大原のある講師が、成功体験だけではなく
失敗した人のブログなども同じくらい参考になる、という趣旨のことを
言っていました。そこで私は、自分の受験歴や生活スタイルを書くことで、
なぜ受験が長期化してしまったか、について失敗例として発信したい
と思った次第です。
国税、地方公務員と転職されていらっしゃるとのこと、しっかり自分や家族
のことを考えていらっしゃるとともに、行動力のある方だとお察しします。
私は、税理士の仕事を選んで、現時点で良かったと思っています。
私の周りにもいろいろなキャリアを経て税理士になった人が多いです。
試験を始めるのに遅すぎることはないと思います。
国税での経験は必ず役に立ちますし。
もし国税職場10年の経験があれば、簿財合格が目下の目標でしょうか。
ぜひ、短期合格を目指して頑張ってください!