FP1級独学一発合格! 実技試験レポート part1.試験結果、勉強法、試験のコツなど
どうもこんにちは、TaxOnTheHillです。
2025年2月の実技試験においてFP1級、無事合格しました!
これで学科試験、実技試験ともに一発合格です!
正直いうと、やらかしたとさえ思っていましたのでほっと胸をなで下ろしているところですが、忘れないうちにFP1級の実技試験の記録を書き残しておきたいと思います。
目次
試験結果について
実は試験の出来はあまり良かったとは言えず、合格発表まで少し不安な日々を過ごしていました。実際、下記の通り得点はあまり褒められるものではありませんでした。

120点が合格点なのでギリギリ。。面接は公務員時代から得意で、国税の面接では笑いを取りに行けるくらい余裕を持っていたのですが、今回はちょっと事情が違いました。
理由は後ほど。
使用テキストと勉強時間
使用したテキストはこれ1冊。

年が明けてから2ヶ月間くらいは通勤時間、お昼などの隙間時間を見てこのテキストを4周くらい通し読みをしました。書き出す練習はしませんでした。設例を読んで、解答の柱建てがスラスラ頭の中に出てくるまで回しました。勉強時間としては40時間ほどだったと思います。
テキストだけでは足りない?
正直このテキストだけでは全て対応するのには少し物足りない気がします。例えば私が受けた試験では、不動産分野において「区画整理事業地内の仮換地」に関する論点が出題されました。
面接の冒頭からこの論点に関する質問があったのですが、テキストにはこの論点に触れた設例はありませんでした。記述試験の時はそれなりに勉強していた論点ですが、実技試験に向けてここを見直すことはなかったのでかなり焦りました。どう回答したのかも思い出せないくらいなので、相当焦っていたのだと思います。記憶にある限りでここで5,6分間を消費してしまい、やらかしたと思いました。
点数が伸びなかったのもこれが原因で間違いないと思います。
その後は通常の不動産に関するお決まりの質問が多く、なんとか挽回できたのかもしれませんが冒頭の質問が尾を引いたことは間違いありませんでした。
意表を突く設例も出題されるFP1級実技試験、実技試験のテキストのみに頼ることなく、事業承継、タックスプランニング、不動産の分野については学科試験のテキストをもう一度確認しておくことを薦めします。
上記テキストの設例はマスターし、網羅されていない部分は学科試験のテキストで記憶を呼び戻しておく、というのが良いと思います。
過去問、受験者レポートの有効活用
上記のポイントのほか、実技試験の面接がどのようなものか、実際に受験された方のレポートが参考になりました。私が参考にさせていただいたのがこちらのサイト。
過去問の他、各回の受験者のレポートが無料で公開されています。特に、実技試験で解答が出てこない時の「お持ち帰り」についてはこちらのサイトで学びました。現在は更新をされていないようですが、面接の雰囲気を追体験できるだけでも大変有意義なコンテンツが掲載されています。皆さんもぜひご覧になってみてください。
甘く見てはいけないFP、1級実技試験
FP1級実技試験、私は金財を選択しましたが合格率は80%〜90%弱。ほとんどの人が合格している印象ですが、だからと言って対策を何もしなくても突破できるかというと、全くそんなことはないというのが私の印象です。逆を言えば17、8%の人が落ちる試験ですからね。
では試験突破のためにどのような準備をすれば良いのでしょうか。
面接官と上手にコミュニケーションをとること
金財FP1級実技試験のポイントはこれに尽きると思います。
いかにうまく面接官とコミュニケーションをとるか。
面接では完璧な解答が求められているというよりも、コミュニケーションをうまくとりながら提案できる能力が見られています(たぶん)。
そのために必要となってくるのは対話の能力。当たり前のことですがある程度これができないと不利になると思われます。本当にある程度でいいのですが、全く人と話すのが苦手、緊張で自分の考えをまとめられないという人は、面接の練習が必要になります。具体的には声に出すという練習になると思います。
そしてもう一つは知識の定着。いくら会話が得意でもFPの知識を問う試験なので知識の定着は必須です。筆記試験までの細かいな知識までは求められないものの、実技試験ではクライアントの状況の把握と提案能力が必要となってきますので、正確な知識が定着していないと不利になります。知識の定着というのは、質問に対してスッと解答が口から出てくるくらいの感覚です。
なお、試験では受験者がうまく解答が導き出せない時は、面接官はヒントのようなものを出してくれます。だから私はこの試験の真髄は面接官とのコミュニケーションだと感じました。
少しコツが必要かもしれませんが、解答が出てこない時は面接官が言っている言葉に耳を傾け、場合によっては、質問の意図を再度確認するなどの対応が求められます。FPがクライアントの問題点をしっかり確認することは誤った結論を出さないためにも必要ですよね。
面接官の問いにはどのように答えるのがいい?
面接時間はおよそ12分間です。その中で事前に与えられた設例について面接官から質問を受けます。12分間ってあっという間です。だから、私が考える一番良い回答方法はこれ。
「○○だから△△です。」
と、理由と回答をシンプルに答える。これに尽きると思います。12分の中で自分の知識をしっかりと示さなければなりませんし、面接官の方も12分間の中で聞かなければならない項目が決まっているようで、手元でチェックしながら若干急ぎ気味に質問してきました。周りくどく答えるのはマイナスイメージになると思います。細かな理由は聞かれたら答えればいいと思います。
こちらが、シンプルに答えると、面接官も「では次、これはどうですか、そうですね。では次、これについてはどうですか」といった感じでぽんぽんと面接が進んでいきます。
私はくどくど理由を説明してしまって、面接官がそんなの要らないよ、といった素ぶりをしたのを見て、やはりここでも失敗したと思いました。
試験当日の服装は?
男性も女性も9割5分以上がスーツでした。男性はネクタイありです。スーツじゃない人はごく僅かで目立ってしまっていました。服装が評価に響くかどうかは不明ですが、もし落ちた時に、スーツにしとけばよかったと要らぬ後悔をしないためにも、無難に行くことをお勧めします。
受験者の年齢層は?
FP1級実技試験ともなればそれなりの年齢の方が多いと思っていましたが、30代くらいの方が多かった印象です。学科試験の時は年季の入った方が多かった印象でしたが。。40代の私は全体の中では少し年齢高めといった印象でした。
面接官はどんな人?
FP1級の実技試験は、事業承継パートと不動産パートの2回に分かれていて、それぞれが12分間の面接試験となっています。面接官は二人構成で片方が質問者、もう片方が採点者(おそらく)です。
私の面接官は事業承継パートは3,40代くらいのコンビ、不動産パートがおそらく6,70代くらいのコンビでした。不動産パートは、かなりお年を召されているなといった印象。他の人のブログでは圧迫面接だったなどというレポートも拝見しましたが、圧迫というよりも、早口、ぶっきらぼうという感想を持ちました。私見ですが、向こうも聞くことを聞かなければいけないということで、ある程度事務的にサクサク進めざるをえないといった事情があるものと思います。
ですので相手を気にすることなく、素直に自分の解答を伝えるよう心がけてください。
余談ですが・・・
FP1級の実技試験の過去問を読み込んでいて思ったこと。FP1級とはいえ事業承継などの問題にグイグイ答えていくことに少し違和感を感じました。あくまで提案業務という位置付けですが、事業承継というクライアントの超一大ライフタイムイベントに関する問題について瞬時に提案してしまうところは、税理士をやっている身としては、もうちょっと色々と調べてから回答したいなと思った次第。
まとめ
かなり高い合格率を誇るFP1級の実技試験。基本的には受からせる試験であることは間違いありません。かといって油断は禁物です。想定していない論点が出ることも実際あるということを身をもって体験しました。実技試験のテキストのみに頼ることなく、学科試験の時の記憶をもう一度呼び起こす作業は必須だと思います。
とにかくこの試験、受講料が高い(28,000円!)!!
私はなんとか初回で合格できましたがそこそこの失敗もしています。上記を参考に、FP1級の実技試験に臨まれる方々は万全の体勢をとっていただければと思います!
これから実技試験を控える人は必ず1回で合格をもぎ取ってください!
次回は、FP1級実技試験の実際の面接官とのやりとりをご報告します!


