税理士試験合格までに9年かかった私の受験記録〜受験歴を整理してみた

どうもこんにちは、TaxOnTheHillです。

タイトルの通りです。

私、税理士試験官報合格まで9年かかっています。

9年というのは、9回目の試験で官報合格を果たしたという意味です。実際には試験勉強をサボっていた期間もありましたので9年間、勉強にフルコミットしていたという訳でわありません。ですが、9年間は試験は常に生活と共にあり、ことあるごとに頭をよぎる存在でした。

で、税理士試験が終わって受験生活を振り返ってみた時に、何が原因となって9年もかかってしまったのか、何かヒントになることはないか、と受験歴を整理してみることにしました。

と言うことで、受験生の皆さんには私の方法(失敗)から何かしらヒントを得て、短期5科目官報合格を目指していただけたらと思います!

受験科目歴と受講コース歴

ざっとまとめてみました。基本的には資格専門校の講義を受講してのチャレンジでした。

試験受験科目(資格専門校の受講科目コース) → 試験結果

  • 1年目:簿記論、財務諸表論(簿記論9月開講初学一発、財務諸表論9月開講初学一発)→ 簿記論✖️、財務諸表論○
  • 2年目:消費税法(消費税法9月開講初学一発、相続税法9月開講初学一発)→ 消費税法✖️(相続税法は受験に至リませんでした。)
  • 3年目:消費税法(受講なし)→ 消費税法✖️
  • 4年目:消費税法(消費税法1月開講経験者コース)→ 消費税法○
  • 5年目:国税徴収法(国税徴収法9月開講初学一発(※))→ 国税徴収法○
  • 6年目:簿記論(簿記論9月開講初学一発(※))→ 簿記論○
  • 7年目:法人税法(法人税法9月開講ベーシックコース(T))→ 法人税法✖️
  • 8年目:法人税法(法人税法1月開講上級コース(T)(※))→ 法人税法✖️
  • 9年目:法人税法(法人税法直前対策コース)→ 法人税法○

(※)はweb受講です。

基本はOの講座を受講していましたが、(T)の表記のあるものはTの講座を受講しました。

もう少し詳しく

まず1年目、簿記2級には合格していましたので、セオリー通り簿記論と財務諸表論をセットで、9月から勉強を開始しました。結果は簿記論✖️で、財務諸表論のみ○。

税理士試験は毎年8月に一度だけあります。合格発表はその年の12月です(2022年は11月でしたね!)。通常、試験が終わった翌月9月から勉強を開始し、翌年8月の試験を目指します。基本的には、1回の試験で何科目受けても構いません。私の1年目は、9月に簿記論と財務諸表論の勉強を開始し、翌年の8月の試験を受け、その年の12月に簿記論✖️、財務諸表論○の結果を知った、ということになります。

次に2年目、9月から消費税法と相続税法の講座を受講しましたが、結果的に相続税法は捨て、消費税法に専念することにしました。当時は30代前半、仕事(市役所勤務時代)も脂が乗って忙しい日々を過ごしていました。ボリュームが比較的少ないと言われる税法2科目の受講を選択しましたが、結果的に消費税法だけに絞らざるを得なくなり、絞ったとて、うまく行かず結果は不合格でした。途中、簿記論の不合格を知ることになりましたが、消費税法のみに専念していました。

3年目です。仕事が忙しく、勉強どころではなかったのを覚えています。12月に消費税法の不合格を知ってからはさらにやる気を無くし、3年目にして早くも税理士試験からの撤退が頭をよぎったのを覚えています。ようやくGW明けから消費税法の勉強を開始したものの、前年の教材や模試をこなしただけ、結果は✖️。

4年目、消費税法の不合格を確認し、他の科目にするか迷っていましたが、Oの熱意ある消費税法講師から背中を押され、年明け1月から消費税法の経験者コースで勉強を開始。結果、無事合格に至りました。

税理士試験の勉強を開始するタイミング、よくあるのが試験明けの9月、もしくは試験結果明けの1月で、資格専門校の講座もこの時期からスタートするコースが用意されています。

5年目、消費税法が自己採点でボーダーを超えたため、次の科目に進みました。相続税法に行くべきか、迷っていましたがボリュームが少ない国税徴収法を選択しました。結果は○。

8月の試験が終わったら、各資格専門校が模範解答と予想ボーダーを公開するため、これにより自己採点をし、次の科目へ進むか、同じ科目に再挑戦するかなどを判断します。

6年目、自己採点では国税徴収法は微妙でしたが、ボーダーは超えていたため、9月から簿記論の勉強を開始しました。簿記論の挑戦は2回目です。しばらく期間が空いていたので、初学のコースを選択しました。受講スタイルはwebです。結果は○。

7年目、簿記論は合格確実ラインを超えていたため、安心して最後の科目、法人税法に進みました。それまでお世話になっていたOからTへ鞍替えをし、9月からレギュラーコースを受講。結果は✖️。

8年目、12月の結果で不合格を確認し、翌年1月からTの法人税法上級コースを受講。結果は✖️。

9年目も法人税法にチャレンジです。自己採点から合格は無理筋だと感じていたので、試験終了後からずっと理論回しと総合問題の解き直しをしていました。GW後開講のO直前対策コース(TからOに変えました)を受講し、結果は○。これにてようやく官報合格です。

いやー、しかし長いですね。。

受験歴を振り返ってみて

なんとなくこうすれば良かったかな、ってところを分析してみました。

複数科目受験について

「税理士試験は仕事をしながらでも、1年1科目ずつ合格することができます。」

資格専門校のパンフレットでよく見かける言葉です。

簿記論と財務諸表論は、計算でかぶる部分が多いので、一緒に勉強した方がいいと思います。私の受験歴、1年目も簿・財同時受験はセオリー通りでよかったと思います。

2年目、早く税法を勉強したいとばかりに消費税法と相続税法のコースを受講しました。が、上記の通り撃沈しています。「1年1科目ずつ?いやいや、1年2科目いけるっしょ!」って、完全に舐めてましたね・・・。消費税は不合格、相続税に至っては途中で挫折してしまいました。

この経験が自分の中でかなり響いたようで、3年目以降、1年1科目にこだわるようになってしまいました。とはいえ、1年1科目でも合格できないときもあり、税法の果てしなさを実感していました。

でもこだわりすぎるのって良くないですよね。

流石に消費税法2回目、3回目ともなると理論暗記も身についてきているので、簿記論とか他の税法(例えば国税徴収法とか)も併願すべきだったと思います。

また、国税徴収法の勉強を開始したときに、簿記論も同時に勉強できていた気がします。受かってから気づいたことですが、国税徴収法の理論はボリューム的にそこまで負担になりませんでした。

合格期間短縮のためには、自分の仕事の状況や科目の勉強の進捗を見極め、複数科目受験は採るべき選択だったかもしれません。

勉強期間にブランクを作らないためにどうするか

税理士試験に限ったことではないと思いますが、合格のためには勉強にブランクを作らないことが大切だと思います。一定のペースをキープするというか、くせにするというか。当たり前のことですが大切なことです。

税理士試験の受験を決意し、専門学校受験アドバイザーから言われたこと。

「1年目ダメだったとしも、2年目も必ず講座を受講して試験に臨んでください。」

当時はこの言葉に疑問を持ってました。

試験勉強を始める前、完全に舐めてましたから、同じ講座にまた10万も払うの?なんで一度学んだ講座をもう一回受けなきゃいけないんだ、と。

でもこれ、勉強のペースを保つためには一理あったなと。

私の3年目、講座受講なしで臨んだ消費税法の試験結果を見てもらえればわかると思います。完全に勉強のペースを失っていました。仕事も忙しく、コントロールできなくなっていました。。。

毎年講座に課金するのって、金銭的にはもちろんのこと、精神的にもきますよね・・・。ただ今にして思えば、仕事が忙しいからこそ、勉強のペースやモチベーションをキープするためにも、講座受講は必要だったかなと。

資格専門校の講座を受講することで毎回のミニテストや模試がありますし、模試の結果で自分の位置を確認することもできます。そして何より、自分の勉強の進捗を管理するためのペースメーカーとして役立ちます。講座の受講は勉強期間にブランクを作らないためにも、良いツールの一つです。

資格専門校を礼賛しているわけではありません。

簿財なんかは独学で一発合格している方も多数います。その辺は巷に合格体験が溢れていますので、ご自身でググって判断していただければ。

ただ税法は、独学では厳しい、というのが率直な感想です。

TかOか、通学かwebか(おまけ)

TかOか

自分の感触としては決定的な違いはないと思います。私は4科目合格まで全てOで、最後の法人税法については、初学としてTの講座を受講したものの、最後にはOの直前講座に回帰し、最終合格しています。

なぜ法人税法だけTにしたかというと、安かったこと、あと家から自転車でいける距離に通学教室があったことです。結果として法人税法は2回ミスしました。でもだからと言って、TACだから一発合格できなかったなど微塵も思っていません。すごくいい講師の元で勉強できたと思っています。きっと初めから大原でも同じ結果だったでしょう。

あ、TAC、大原。。笑

通学かwebか

これについてはもやはり大差はないと思います。

強いて言えば、自分で勉強の進捗を管理できない人は通学で強制的に勉強するような環境に身を置いた方がいいと思います。

一方で、webは自分の好きなところで勉強できますし、一定は自分のペースで勉強を進めることができると思います。自分で自分のスケジュール管理ができる人は、wedで全然問題ないと思います。

ちなみに私は、国税徴収法と簿記論をweb受講で問題なく合格できました。私はスケジュール管理のためにも、講座配信日に必ず受講すること、模試は必ず教室受講とすること、の2点を自分に課していました。

今は通学にwebも付帯しているパターンが多いみたいですね。自分のスタイルに合った勉強の幅が広がっています。

T ACか大原か、webか通学か。

最後は、本人のやる気次第かなと。

ただweb講義の活用は必ず検討してみてください。便利なものはとことん使う、というスタンスが、隙間時間を生み出す有効な手段になります。そして、便利なものはとことん使う、というスタンスは税理士になってからも、仕事を効率的に進める上で必ず必要なものだと思います。

まとめ

こうして振り返ってみると、

複数科目受験(≒受験計画)の検討

勉強期間にブランクを作らないための工夫

で、もう少し合格までの期間を短縮できたのかなと。

というかこれ、振り返るまでもなく当たり前のことなんですけどね。

いやでも、分かっていながら当たり前のことができないのが人間じゃないですか!

仕事しながらも短期合格を果たしている受験生は多数います。実際、私の受験生時代にも、彗星の如く現れ、2年で官報合格し、去って行った方もいました(ブログ拝読させてもらっていました)。成功体験はそちらで是非!

税理士試験は1年に1回だけ。そして官報合格には5科目揃えないといけません。

受験計画が物言う試験であることは間違いありません。皆様には私の実体験を反面教師として、税理士試験合格までの展望を図ってただけたらと思っている次第です。

ということで、この記事が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです!