公務員試験はコスパがいい!?

どうもこんにちは、TaxOnTheHillです。

プロフィールにも記載していますが、私、これまで2度転職しています。

20代でフリーターから地方公務員(市役所職員)となり、30代で地方公務員から国家公務員(国税局)へと転職しました。

市役所へ入るときも、国税職員となるときもいわゆる公務員試験を受けて就職しました。

公務員試験なのでそれなりに勉強しなければならなかったのですが、今税理士となってみて、公務員試験は税理士試験の勉強に比べてはるかに楽だったなと。

それでいて公務員は安定した収入が約束されています。

結論から言うと、公務員試験の方が圧倒的にコスパがいいと思うわけですが、税理士試験などの資格試験と比較して、就職後のお給料と試験にかける労力の面から考えてみたいと思います。

今回のブログは、公務員試験の受験を検討している人、税理士試験などの資格試験の受験を検討している人に役に立ちます。

公務員(市役所、税務署)のお給料はどれくらい?

公務員のお給料はどのくらいなのでしょうか。

私の感覚ですが、市役所で出世を諦めた(もしくはそもそも出世をする気がない)定年間近の係長ぐらいの人であっても8、900万年はもらっていた、という印象です。

税務署だと「万年上席」という言葉があります。これも市役所の出世を諦めた係長、課長補佐ぐらいの役職の人ですが、やはり800万円くらいはもらっていたと思います。

「たいした仕事もせず結構な給料をもらっていて、完全な勝ち組だ」

万年上席についてこんな陰口を叩く人もにいました。

公務員のお給料は俸給表(いわゆる給与テーブル)という表で決まっていて、年齢が上がるにつれて(基本的には1年に1回)その表の上の号へ、上の級へと(よっぽど不祥事を起こしたりしない限り)登っていきます。

今はある程度の年齢(55歳でしたっけ?)に到達すると昇級停止になりますが、基本的には居るだけで、特に成績を残すことがなくても給料は上がっていきます。

こんな仕組みですので、地域手当など、住んでいる地域によってもらえる手当に差があるものの、首都圏に所在する市役所や国家公務員(キャリア官僚などを除く。)の方などは概ね上記のような年収になると思います。

私自身は、30代で内部の昇級試験をクリアし、俸給表の「級」が1つ飛ばしで上がったことと、結婚して子どもが生まれ、家族手当なんかが加算されたことも影響して、お給料がグイッと上がる感じがしました。20代の頃はそこまで大したことないお給料ですが、30代になってようやく少し余裕ができた、という感覚がありました。

いずれにせよ、公務員は年齢が上がるにつれ基本的には給料は上がっていく、と言えます。

「公務員は安定している」は本当?

お給料の面、雇用の面から言えば本当だと思います。

上にも書いたように公務員の給料というのは俸給表で決まっているので、基本的には景気が悪くなったからといってガクーンと一気に下がることはありません。

一応、民間給与に合わせて俸給表が年に一度見直されるので、それに合わせて若干上下するくらいです。私が市役所にいた13年間では上がったことも、下がったこともありましたが、それで生活状況が変わるほどのインパクトはありませんでした。景気に左右されたとは言い難い、といった印象です。

また、基本的にはクビになることもありませんので、間違いなく安定しているということになります。職員が犯罪などを犯したことにより懲戒処分として解雇されることはあり得ますが、仕事ができないとか、景気が悪くなったからとか、事業がなくなったからとかいう理由で解雇されることはありません。

某市長が職員基本条例を制定し、職員を分限免職(?)した例はありましたが・・・。

福利厚生も充実していました。最近はだんだん先細りですが、私が市役所へ入庁した当初は、1万円相当の金券のようなものをもらった記憶があります。それはやがて無くなりましたが、それでも宿泊施設や習い事、レンタカーの優待など、様々な福利厚生のメニューが用意されていました。

福利厚生で言えば、地方公務員>国家公務員という感じです。そういえば、結婚相談所の優待なんかもあったような・・・。

いずれにしろ、「公務員は安定している」かと聞かれれば、間違いなくその通りだと答えます。

民間の平均給与と比べて高い給料が出世を諦めた中年にもほぼ確実に約束されている、基本的にクビもない、と考えると「公務員は安定している」というのは本当だと思うのです。

ブレイクスルーはない!

安定はしているけれど・・・。

30代で一気に1,000万円プレーヤーになることはほぼ不可能だと思います。普通に働いていたら無理。30代で1,000万円稼ごうと思ったら深夜残業、休日出勤を繰り返さなければなりません。

私生活を犠牲にし、健康を犠牲にし、残業をしまくればそれなりに稼げるでしょう。

「安定している」の裏腹ですね。

また、市役所や税務署で役職を上りつめても60歳間近で1,000〜1,200万円くらいかと。

そして誰もがその地位までいけるわけではないでしょう。

市役所ではいわゆる、カラ残業している人がたくさんいました。自ら生活残業を豪語していた強者もw
なんなんですかねあの管理の甘さ。そういう1,000万円プレーヤーはいましたねw

若くして死に物狂いで1,000万円稼ぐのか、上り詰めて1,200万円目指すのか、出世をせず悠々自適に800万円目指すのか、カラ残業して稼ぐのかw

公務員でも様々な考え方の人がいました。

ただしブレイクスルーはない。

ある程度は将来予測ができてしまうのが公務員です。つまりそれが「安定」ということなのですが。

公務員試験と税理士試験、試験勉強期間は?

税理士試験については既にお伝えしたとおり、私は9年間かけて合格しました。9年間はほぼ毎日試験勉強をしていました。毎週末予備校へ通い、暇を見つけては自習室で勉強していました。

公務員試験はどうだったかというと、勉強期間は約半年、専門科目についてはLECの講座に通い、教養科目については独学で勉強しました。当時の国家2種、地方自治体は2つの試験に合格し、内定をもらった市役所へ就職をしました。

勉強期間(時間)で言えば圧倒的に公務員試験の方が少なくて済みます。

しかも公務員試験は一部独学でも対応できました。税理士試験では基本的に毎年科目講座に課金していました。資格試験予備校にかける費用の面から言っても圧倒的に公務員試験の方が経済的でしょう。

国税への転職時の試験は教養試験と論文試験だけだったので当然独学で、勉強期間はほぼ一夜漬けみたいなものでした。

(まとめ)公務員試験の方が圧倒的にコスパがいい。

勉強期間やそれにかける労力や費用と、その後に約束されているお給料などの待遇で比較すると、公務員試験の方が圧倒的にコスパがいいと思います。

税理士試験をはじめとする資格試験は、

・合格するまでにそれなりに期間を必要とする

・そもそも合格するという保証がない

・そもそも資格試験に合格したからといって安定した給料が得られる保証がない

です。

ブレイクスルーはありませんが、公務員試験の方が受かりやすく、そしてそれなりのお給料も約束されていると言えるでしょう。

では私、TaxOnTheHillのお給料はどうなったのか・・・それはまたいずれここでご報告できればと思います。。

ということでこのブログが民間企業へ就職を目指す人、公務員を目指す人、資格試験突破を目指す人の役に立ったなら幸いです!

今回のブログについてはいくつかお断りがあります。

まず私が受けていた公務員試験は、いやゆるキャリア官僚になるための国家公務員1種(今で言えば総合職)など難関なものではなく、通常の大卒程度の試験です。

また、今回は公務員の試験難易度と年収だけにフォーカスして書いています。
コスパを考える際には当然仕事内容も考慮すべき重要なファクターになります。

市役所の仕事、国税の仕事についてはまた別の機会に考えてみたいと思います。

公務員試験はコスパがいい!?” に対して4件のコメントがあります。

  1. せかんど より:

    はじめまして
    わたしも地方公務員として勤務しており、記事を参考にさせていただいております
    三点ほどお聞きしたいのですが、
    1 国税職員に転職された際、経験年数は地方公務員の勤務年数が10割引き継がれていたでしょうか
    2 国税職員に転職した初年度6月の賞与は満額支給されたでしょうか
    3 国税職員に転職された際、退職手当は引き継がれたでしょうか(市役所においては支給されていないか)

    以上、可能でしたら御教示いだだければ幸いです

    1. TaxOnTheHill より:

      せかんどさん

      コメントありがとうございます。

      1 について
        お給料ネタは別途まとめてみたいと思っているところですが、国税職員になった時は
        市役所時代の給与の8割程度になった肌感覚です。勤続年数は10割引き継がれるという
        建前だとは思いますが、市役所時代4級だったのが国家では3級に落ちたので、
        10年勤務と評価されたとて、下がったのではないかと考えています。
        そのあたりは開示はありませんでした(計算方法は必ずあるとは思いますが)。

      2 について
         満額ではありませんでした。
         当時、公務員からの転職組は満額もらえるのでは、という噂もありましたが、
         蓋を開けてみたら4〜6月の3ヶ月分だったと記憶しています。

      3 について
         私の場合、市役所退職時には退職金は支給されず、国税へ通算されました。
         この辺り私も気になり調べていましたが、各自治体の条例によるのではない
         かと思います。
         地方→国の転職で、退職金が一度清算された、という人もいるようですので。
         ご自身の自治体のことをよくご確認されるのがよろしいかと思います。

      公務員からの転職をご検討されていますでしょうか?
      せかんどさんの不安が少しでも解消されたら幸いです!

  2. せかんど より:

    Tax on the Hillさま

    御回答いただき有り難うございます。
    お忙しい中、真摯に御対応いただきました。
    本当に有り難うございます。

    わたしもtaxさんと同じく市におりますが、同試験の受験を検討しているところであります。
    taxさんとは異なり、30代平社員ですが、ゼネラリストとして「手に職がない」ことと、昨今の職員による個人賠償事案が散見されることに不安を感じているところです。

    1につきましては、給料表自体は、税務職は行政職よりも高くなっているので、級が異なるとはいえ減額の事実には驚きました。もしかすると、市時代における管理職手当等が影響したのでしょうか。ちなみに、風の噂によると、最初の3ヵ月研修のときは行政職の給料表、署勤務になると税務職となると聞いたことがありました。

    2につきましては、大変参考になりました。同じ境遇の方の情報がなかったもので。。給料減にも関わらず、税務調査等で奮闘されていた姿勢には感服しました。

    3につきましても、大変参考になりました。条例規則、ならびに退職手当組合?にでも確認してみようと思います。

    1. TaxOnTheHill より:

      せかんどさん

      いえいえ、参考になって幸いです。

      ニュースでやってますね、個人賠償の問題。
      ああいうのを見ると躊躇してしまいますよね。

      国税はとにかく専門的な知識が身につきます。研修も充実しています。
      市役所のように部署を転々とすることは少ないように思います。
      ぜひご検討してみてください!

      なお、最初の3ヶ月の研修については税務職の給料表でしたよ。
      おそらくそれは今も変わっていないのでは・・・。
      そこら辺、積極的に情報を出して欲しいですよね(人事院の仕事だと思いますが)。
      そのほうが受験者も増えるように思います・・・。

      ともあれ、せかんどさんの今後の活躍に期待しています!

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